大切な髪の毛を守るために!女性の抜け毛の原因と3つの対策

女性の抜け毛の原因と対策!大切な髪の毛を守るための正しい知識

シャンプーした後、髪の毛が排水溝にビッシリ詰まっていたり、朝起きたときに枕元に大量の抜け毛が散らばっていたり……。

そんな光景を目にすると、「まさか、このままハゲてしまうのでは」と不安になりますよね。

特に、女性にとっての髪の毛は「命」と同じくらい大切なものなので、抜け毛に対するショックは当然大きなものになります。

「女性の抜け毛」は、男性とは原因が異なります。そのため、女性の抜け毛ための対処法が必要です。

自分の抜け毛の原因を正しく理解した上で、できるだけ早く正しい対処法を始めましょう。

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女性に多い脱毛症の種類

髪の毛には成長サイクル(発毛周期)があります。

女性の場合、髪の毛が生えて伸びる「成長期」が4~6年ほどで、成長期が終わると3~4ヶ月の休止期を経て、その後寿命となって自然に抜けていきます。

髪の毛は約10万本生えており、仮に5年ごとに抜け替わったとしたら、1日に50本程度の抜け毛が出ることは普通です。

しかし、それが毎日200本以上抜けている状態であれば、ただの抜け毛ではなく「脱毛症」を発症しているかもしれません。

女性に多い脱毛症には、「円形脱毛症」「びまん性脱毛症」「FAGA(女性男性型脱毛症)」の3種類があります。

円形脱毛症

円形脱毛症は、その名の通り円形に脱毛が起こる病気です。豆粒大~500円玉大の脱毛が一カ所~数カ所に渡って発生します。

主な特徴は、その部位の髪の毛は完全に抜け落ちてしまうことです。

原因は解明されていませんが、過度のストレスによる免疫異常が影響していると考えられています。

びまん性脱毛症

60代、70代以降になれば誰しも髪の毛が少なくなりますが、20代後半から40代の女性に最近増えている脱毛症が「びまん性脱毛症」です。

何らかの原因で髪の毛の成長サイクルが短くなり、充分に育つ前の未熟で細い状態のまま抜けてしまうのが特徴です。

特定の部位が抜け落ちるのではなく、毛髪全体が薄くなっていきます。びまん性脱毛症の場合、頭髪だけでなく、まつ毛・眉毛・体毛なども薄くなる傾向があります。

FAGA(女性男性型脱毛症)

FAGAとは「FemaleAndrogeneticAlopecia」の略で、「女性のAGA」という意味です。

AGAは男性型脱毛症を表す言葉ですが、FAGAは女性なのに男性の脱毛に類似した症状が現れるのが特徴です。

閉経後の女性に現れることが多く、頭頂部・額の髪の生え際・側頭部などに脱毛が見られます。

これら3種類の脱毛症の原因は、それぞれ個別に全く異なるわけではなく、複雑な要因が絡み合っているのですが、どの脱毛症においても「ストレス」「栄養失調」「ホルモンバランスの崩れ」が三大原因と考えられています。

次の項目では、抜け毛の原因の詳細を見ていきましょう。

女性の抜け毛の原因

抜け毛が増える原因として、次のようなものが考えられます。

過度なダイエット

20代~40代の女性に増えているのが、過度なダイエットによる抜け毛です。

髪の毛は生命を維持する上では優先順位の低い器官です。そのため、ダイエットによる食事制限で飢餓状態になった体は、真っ先に髪の毛への栄養供給をストップします。

体重が減ってダイエットに成功しても、髪がパサパサしたりスカスカになりやすいのは、そういう理由があるからです。

その他にも、ホルモンバランスの崩れやストレスなど、抜け毛にとって良くない原因となってしまうのが過度なダイエットです。

妊娠出産

産後は、多くの女性が大量の脱毛を経験します。それは、妊娠中には分泌量が増えていた女性ホルモンが、産後に一気に減るためです。

女性ホルモンには、「プロゲステロン(黄体ホルモン)」と「エストロゲン(卵胞ホルモン)」の2種類があります。

通常は、「生理前にプロゲステロンが増え、生理後にエストロゲンが増える」といったように、片方ずつ増えたり減ったりを繰り返しています。

ところが、妊娠中は両方のホルモンの分泌量が一緒に急増し、そして産後には分泌量が一緒に急減します。

2種類のうち、特に「エストロゲン」は頭皮や毛髪の育成に関わっているため、これが減ることで一挙に髪の毛が抜け落ちてしまうのです。

更年期

女性ホルモンが毛髪に深く関わっていることをお伝えしましたが、産後の女性ホルモンの激減と同じように、更年期にも女性ホルモンが減少していきます。

そのため、更年期の時期に抜け毛がひどくなる女性が多いのです。

女性ホルモンが減ることで、女性ホルモンと拮抗している男性ホルモンの影響力が増し、FAGA(男性型の脱毛症)が増えやすいのもこの時期です。

ピル(経口避妊薬)の服用

出産や更年期と同じく、女性ホルモンのバランスを変化させるものとして「ピル(経口避妊薬)」があります。

ピルは、飲み始めて抜け毛が増える場合と、飲むのをやめて抜け毛が増える場合の両方があります。

飲み始めて抜け毛が増えるのは、髪を生やす働きのある男性ホルモン「アンドロゲン」を抑制してしまうからで、逆に飲むのをやめて抜け毛が増えるのは、ピルに含まれている女性ホルモン「エストロゲン」が減るからです。

どちらの症状が出るかは人によって違いますが、ピルも抜け毛の原因になり得ることは知っておいた方が良いでしょう。

間違ったヘアケア

抜け毛の他に「頭皮がベタベタしている」「フケが多い」という症状がある場合、間違ったヘアケアによって毛髪と頭皮の環境が悪化していることが考えられます。

「髪の手触り」を優先させた対症療法的なヘアケアの結果、毛穴が詰まったり、洗いすぎで頭皮のターンオーバーが狂ったりすると、頭皮のベタつきやフケとなって現れます。

また、ヘアカラーやパーマも抜け毛の原因となります。ヘアカラーやパーマに含まれている人工着色料や刺激の強い化学成分が、頭皮環境を悪化させてしまうのです。

さらに、ヘアカラーやパーマを繰り返すと、キューティクルが損傷し、そこから髪の毛の中身であるタンパク質(ケラチン)が流出してしまいます。

内側が空洞化しスカスカで細くなった髪の毛は、寿命よりも早いサイクルで抜けやすくなります。

タバコやアルコール(お酒)

タバコやアルコール(お酒)は、どちらも髪の毛に悪影響を与えます。

タバコには200種類以上の有害物質が含まれていますが、その中でも「ニコチン」は血管を収縮させます。すると頭皮に必要な栄養素が届かなくなってしまうのです。

さらに、髪の毛の育成や健康維持に不可欠な「ビタミンC」が喫煙によって消費されてしまうことも問題です。

次に、アルコールは肝臓で分解されますが、その際に髪の毛の材料である「システイン」を大量に消費してしまいます。

髪の毛の材料不足に陥った体は、強い毛髪を育てることができず、未熟な細い毛が増えて抜け毛が多くなるのです。

紫外線

シミができるのが嫌で顔の紫外線対策はしっかりしていても、頭皮や髪の毛には何もしていない人が多いのではないでしょうか。

しかし、実は夏は抜け毛が急増する時期です。そして、それは紫外線を浴びる量が増えるからなのです。

紫外線を浴びた髪の毛は、ダメージを受けてパサパサになり細く弱ってしまいます。さらに、頭皮が紫外線ダメージを受けると、髪の毛をつなぎとめる土台が弱くなり、髪の毛が簡単に抜けるようになってしまうのです。

ストレス

髪の毛は、頭皮の根元にある「毛母細胞」で作られているのですが、精神的なストレスにより自律神経のバランスが崩れると、毛母細胞への指令にも狂いが出てしまい、抜け毛が起こることがあります。

また、ストレスは円形脱毛症のように自己免疫疾患を引き起こす引き金にもなります。

自己免疫疾患とは、本来ウィルスや細菌と戦う役割を果たすはずの免疫系が、自分の正常な細胞を攻撃するようになってしまうものです。

今日からできる抜け毛を減らす対処法

では次に、抜け毛を減らすために、今日からできる対処法をご紹介します。

栄養をしっかり摂る

まずは、髪を作るために必要な栄養素を毎日しっかり補給しましょう。特に必要なのは、タンパク質と鉄、亜鉛、銅などのミネラル分です。

ただし、さまざまな栄養素が髪の育成には関わっていますので、好き嫌いなくバランス良く食べることが重要です。

また、髪のために良い栄養素を万遍なくとるためには、細かい栄養素を暗記するよりも「黒いものを食べる」ことを意識すると良いでしょう。

ひじき・昆布・黒豆・海苔・黒ごまなど、黒い食べ物には、黒々とした健康な髪を生み出す栄養素が詰まっています。

デトックス(体の毒出し)を行う

実は、髪の毛には「有害物質の排泄器官」という役割があることをご存じでしょうか。

体内に入り込んだ毒素は、尿や便、汗となって排泄される他、髪の毛の根元の毛母細胞に集められ、毛髪からも排泄されているのです。

そのため、体の中に余分な老廃物や毒素が溜まっていると、それが髪の毛に集められてしまいます。

栄養をしっかり摂ると同時に、体の中に毒素を溜めないよう注意しましょう。

ファーストフードやスナック菓子など、化学調味料や食品添加物の多い食品は極力避け、体内に余分なものを取り入れないようにします。

また、1日固形物を摂らないで過ごす「プチ断食(ファスティング)」を行ったり、岩盤浴や温泉、サウナ、運動などで汗を流すこともデトックスになります。

女性ホルモンを安定させる

体内に必要な栄養素を届け、毒素を排出しながら、「女性ホルモン」を安定させるように意識しましょう。

特に、女性ホルモンが減少する産後や更年期には、「大豆」を積極的に摂るようにします。大豆には、女性ホルモンと同様の働きをする「大豆イソフラボン」という成分が含まれています。

また、大豆イソフラボンは摂取してから8時間ほどで血液中から減ってしまうので、1日中安定して体内に存在させるためには、1日にまとめて摂るよりも毎食摂るほうがおすすめです。

1回あたりの摂取量は、豆腐なら1/2丁、納豆なら1パック、豆乳なら200mLが適量です。

抜け毛のことを考えたヘアケアを

頭皮の環境と抜け毛は密接に関わっています。シャンプーの仕方を見直しましょう。

シャンプーの方法

シャンプーは毎晩行います。ただし、「シャンプーが頭皮に残る」ことは脱毛を促進してしまう原因になるため、シャンプーは薄めて使いましょう。

2倍程度に薄めてから使えば、洗い流しやすくなります。

また、シャンプー時には髪の毛だけでなく頭皮をしっかり洗浄することが肝心ですが、このとき決して爪を立てないようにしてください。

親指以外の4本の指の腹を使い、優しく丁寧に洗っていきます。

シャンプーのすすぎ方

すすぐときは、熱いお湯は使わず、38度程度のぬるめのお湯で洗い流してください。

40度以上の高温になると、頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまいます。

シャンプー後のケア

シャンプー後は、手早くドライヤーで乾かします。

「ドライヤーは髪にダメージを与えるから」という理由で自然乾燥をする人がいますが、雑菌が繁殖しやすいなどの理由で、自然乾燥の方が髪にはダメージとなります。

また、ブラッシングは「さらに髪の毛が抜けそうで嫌」と思うかもしれませんが、実は逆です。抜け毛を減らすためにブラッシングはとても有効なのです。

頭皮マッサージを頑張らなくても、ブラッシングするだけで効率的かつ効果的に頭皮の血行を促進し、新陳代謝を活性化できます。

枕カバーは天然素材にする

ヘアケアに気を遣っている人でも、意外な盲点となるのは「枕カバー」です。

一日のうち、最も長時間、髪の毛と頭皮に触れ続けるものなので、髪へのダメージを減らす工夫をしましょう。

「ポリエチレン」「アクリル」などの化学繊維は、汗や湿気を逃がしにくいので、100%天然素材のものに変えましょう。シルク(絹)やコットン(綿)がおすすめです。

また、コットン100%のタオルで枕を包むだけでも、毛髪と頭皮の環境はとても良くなります。

睡眠時間をしっかり確保

女性ホルモンも、髪の毛の元となる細胞も、夜寝ているときに作られます。

睡眠時間が少ないということは、それだけ女性ホルモンや髪の毛を生み出す製造工場の稼働時間が少なくなってしまいます。

よく「夜の22時~深夜2時」は美肌作りのゴールデンタイムと言われますが、頭髪にとっても同じことが言えるでしょう。

特に、眠り始めの3時間は、成長ホルモンが分泌される重要な時間です。深く安眠できるように、アロマオイルを炊いたりセラピーミュージックを利用したりして工夫しましょう。

ストレスを解消する

「ストレス」は、髪の毛の栄養素の供給を遮断したり、女性ホルモンのバランスを崩したり、毛母細胞への指令を止めてしまったり……、と抜け毛のあらゆる原因に関わっています。

ただ、「ストレスを解消しよう」としても、それがなかなか難しいもの。まずは、「心の中に溜め込まない」ことだけでも、意識してみてはいかがでしょうか。

抜け毛の対処法には「デトックス」が有効であることをご紹介しましたが、それは心の中も同じことです。

「大声で歌う」「悩み、怒りを書き殴る」「涙を流す」「誰かに話す」など、感情を心の中に置きっ放しにせず、心の外へ出すようにしてみるのです。

それを意識するだけで、毎日が少しずつ楽になっていきますよ。

まとめ

女性の抜け毛は、今回ご紹介した以外にも、育毛剤の利用や医療機関の受診など、時間やお金をかける治療法が存在しています。

でも、女性の抜け毛は、いくつかの生活習慣を変えるだけでガラッと良くなることも多いのです。

まずは今日できる対策から、気軽に始めてみてはいかがでしょうか。少しずつ、抜け毛が改善していくはずです。

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