喉のイガイガの治し方!原因別、スッキリした喉に回復する方法

こんな喉のイガイガによる症状に悩まされていませんか?

  • 妙に喉に違和感があって、引っかかりを感じる…
  • 季節の変わり目になると、喉がピリピリする…
  • 声が出すづらい…喉に圧迫感がある

でも、熱もないし風邪ではないから、病院に行くにも「何科に行けばいいのだろう?」と悩みの多い症状でもあります。

そこでこの記事では、喉のイガイガの原因とその治し方についてお伝えします。

喉のイガイガは基本的には自宅で対処することができますが、隠れた病気が原因の可能性もあるので、当てはまる症状があったときは、なるべく早く病院を訪ねましょう。

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一般的によくある喉のイガイガの原因

空気の乾燥

喉のイガイガの原因として、もっとも多いパターンは空気の乾燥です。

通常、喉は粘膜に覆われて保護されているのですが、空気が乾燥するとその粘膜から水分が奪われてしまい、不快感が生じるようになります。

詳しくはあとでご紹介しますが、喉の粘膜が乾燥すると喉を保護する機能が弱まり、外部の環境から悪い影響を受けやすくなってしまうことも意味します。

さらに、年齢を重ねていくと粘膜中の水分量は徐々に少なくなっていき、それによってイガイガなどの不快感が生じやすくもなります。

加湿を徹底しよう

空気の乾燥を原因とする喉のイガイガを解消するために重要なことは加湿です。

室内にいるときは、加湿器などを使用して湿度を上げるようにしましょう。

もし加湿器がない場合、暖房(冷房)機器の側に水を置くという方法もあります。もちろん、直接水を飲んで喉を潤すのも良いでしょう。

また、マスクの着用も加湿方法としておすすめです。マスクは呼吸の際に水分が逃げるのを防ぎ、喉を乾燥させないことにつながります。

その他の方法としては、口呼吸をしがちな人は、鼻呼吸をするようにしましょう。

口呼吸では吸い込んだ空気が直接喉に触れることになりますが、鼻呼吸なら鼻腔内を通る際に空気が加湿され、喉が乾燥しにくくなります。

関連記事:口呼吸の治し方!口呼吸から鼻呼吸へと即刻シフトする7つの改善策

気温の変化

気温の急激な変化によっても喉のイガイガが発生する場合があります。

そもそも喉の粘膜は非常に敏感な器官のため、急激な気温の変化(特に気温の低下)に見舞われると血流が悪化し、むくみを起こしやすく、その結果としてイガイガなどの不快感が生じてしまうのです。

また、加齢によって粘膜中の水分量が少ない状態となると、こうした変化に敏感となってしまい、不快感が生じやすくなります。

喉を温めよう

気温の低下による喉のイガイガを治すためには、喉を温めることが重要となります。

喉を温める方法としては、先ほどご紹介したマスクの着用や鼻呼吸は非常に有効です。どちらも、吸い込む空気を温めてから体に取り入れることにつながります。

それ以外として、体を温める効果のある食品を食べるのも良いでしょう。

ゴボウやレンコン、イモなどの「根菜類」が、温め効果が高い食品になります。

特にレンコンは、すりおろすと粘りが生じ粘膜を保護するだけでなく、粘膜の保護維持を助けるビタミンCが豊富なのでおすすめです。

また、柑橘類の一種であるキンカンも、ビタミンCが豊富で保温効果もあるためイガイガ解消が期待できます。

空気中の有害物質

空気中にある有害な物質が喉の粘膜に付着し、脳がそれを取り除こうとすることによって、イガイガなどの不快感が生じるようになる状態です。

そもそも空気中には「PM2.5」や「ハウスダスト」などのほこりの類や化学物質、さらには植物や菌類(カビやキノコ)などが放出する胞子など、人体にとって有害な物質が数多く飛散しています。

こうした物質を取り込んだことによる喉のイガイガは、それ自体としては人体の正常な防御反応であると言えます。

ただし、脳による反応があまりにも過剰になってしまった状態をアレルギーと呼び、アレルギー反応でもっとも有名なものが「花粉症」です。

また最近では、オフィスなど屋内において香水や柔軟剤などの香料に対してアレルギー反応が起こるケースも増加しています。

有害物質を対処しよう

空気中の有害物質による喉のイガイガを治すために基本的な方法は「うがい」です。

うがいをすることにより、喉の粘膜に付着した物質を洗い出してしまうことができます。

また、室内に入り込んでしまった有害物質を、空気清浄機を使用したり換気をして、除去するようにしましょう。

もしアレルギー体質を持っている人は、アレルギーの原因となる物質からすみやかに離れることが重要です。

さらに、耳鼻咽喉科に行き専門医による指導のもとで対処をしていく必要があり、治療法として抗ヒスタミン剤やステロイドなどの使用が一般的です。

食物アレルギー

先ほどご紹介したアレルギーに関しては、食べ物が原因で発生する場合もあります。

アレルギー体質を持っている人は、その原因となる物質を食べることにより、喉のイガイガなどの不快感が生じるようになります。

気をつけたいのは、食物アレルギーは他のアレルギーと比べても、その反応は激しいものになる傾向があることです。

場合によっては、気管支が腫れ上がって呼吸ができなくなり窒息死に至ってしまったり、特に蕎麦アレルギーにはアレルギー反応によってショック死をしてしまうことも珍しくはありません。

アレルギーを引き起こす食物はその人によって千差万別ですが、

  • キュウリやスイカなどの「ウリ科」
  • モモやりんごなどの「バラ科の植物」
  • 甲殻類や牛乳、卵などの「動物性食品」

などが多いとされています。

医師に相談しよう

食物アレルギーは比較的子どもに多く、成長とともにその症状も薄れていくことは珍しくはありません。

ただしその場合でも、耳鼻咽喉科の医師による適切な治療・指導は必要となります。

また当然のことですが、食物アレルギーを持っている人は、その原因となるものを食べないように注意をする必要があります。

細菌やウイルスによる感染

細菌やウイルスが喉の粘膜に付着し、そこで繁殖(増殖)を始め、それに対して脳がそれらを除去しようとすることにより、喉にイガイガなどの不快感が発生するというケースです。

この症状として、ほとんどの人が経験をしたことがあるのが「風邪」でしょう。

ただし場合によっては、

  • インフルエンザウイルス
  • マイコプラズマ細菌
  • クラミジア菌

などに感染することで、より重篤な症状が現れることもあります。

また、こうした感染により扁桃腺が慢性的に肥大した状態となると、感染による症状自体は治癒しても喉のイガイガだけが続くこともあります。

基本は風邪予防と同じ対処で

細菌やウイルスを原因とする喉のイガイガの基本的な対処法は、うがいをして原因菌を洗い出してしまうことです。

それと同時に、細菌やウイルスを寄せ付けないよう、予防措置としてマスクを使用することも重要となります。

また軽度の風邪の場合は、しっかりと休息を取った上で市販薬を用いて治すことも可能ですが、重度の風邪やインフルエンザなどの場合には、医師による専門的な治療が必要になります。

もし病院に行く場合には、まずは内科を受診すると良いでしょう。

さまざまな物理的刺激

「気温の変化」でもご紹介した通り、そもそも喉の粘膜は非常に敏感な器官です。

そのため物理的な刺激によって過敏な反応を示すことがあり、喉のイガイガなどの不快感が生じることが一般的にあります。

喉に対して物理的な刺激を与える原因としては、

  • 食品中に含まれるスパイス(香辛料)
  • 声を出し過ぎること
  • アルコール(お酒)

などが挙げられるでしょう。

特に、煙の中でもタバコに含まれる煙にはニコチンやタールを始めとして、数千種類もの有害物質が含まれており、喉の健康を著しく悪化させてしまう危険性があるので注意が必要です。

また、声の出し過ぎやお酒なども喉の状態を慢性的に悪化させ、ポリープを作る原因になることもあります。

特に芸能人などにポリープや咽頭がんなどの病気が多いのは、仕事柄大声を出す機会が多く、その上飲酒や喫煙をしやすい環境にいるためと言われています。

できるだけ喉を休めよう

こうした物理的刺激による喉のイガイガの場合、まず重要なのが喉を休める習慣を持つことです。

また、喉を休めている間は香辛料をふんだんに使った食品は、できるだけ食べないようにしましょう。

もちろん喫煙や飲酒は喉にとって百害あって一利なしなので、控えるに越したことはありません。

さらに、ビタミンCを多く含んだ食品を積極的に摂取することにより、喉の粘膜の回復力を高めるのも有効です。

肩こり

肩こりが原因となって喉にイガイガなどの不快感が生じる場合もあります。

肩こりは、肩の周囲の筋肉が収縮し固くなり、血流などが悪化した状態です。

肩の筋肉と首の筋肉はつながっているため、首の筋肉が収縮して喉が締め付けられたり、何か物が詰まっているような不快感を生じさせます。

肩こりを治すには

肩こりを原因とする喉のイガイガを治すためには、やはり肩こりを改善していく必要があります。

肩を揉んだりストレッチをして、筋肉をほぐすようにしましょう。

肩の筋肉がほぐれることで、自然と首の血流も改善されるようになり、喉の不快感も消えていくようになります。

また、肩や首を温めることもおすすめです。ホットタオルなどを当てて血行を促進すると良いでしょう。

精神的なストレス

意外にも多いのが精神的なストレスが原因で、喉のイガイガが引き起こることです。

このような精神的ストレスが身体的な症状として表れることを「心身症」と言い、喉に症状が出ることを医学的には「咽喉頭異常感症(いんこうとういじょうかんしょう)」と呼びます。

これは別名「ヒステリー球」とも呼ばれ、その名の通り、喉に何か球のようなものが詰まった感覚がする症状です。

こうした感覚はストレスにより自律神経が不調になり、喉の気道の筋肉が収縮して狭くなることにより生じます。

ちなみに、自律神経の不調を原因とする更年期障害においても、この症状が起きやすくなることが知られています。

十分な睡眠と規則正しい生活を

精神的なストレスを原因とする喉のイガイガを治すためには、やはりストレスを解消して、溜めないようにすることが重要となります。

そしてストレスを解消する一番の方法は休息です。

毎日6〜8時間は規則正しく睡眠を取るようにし、心身の疲れを残さないように定期的に休みを取るようにしましょう。

また、趣味などの気晴らしの手段を持つことも重要です。

好きなことに打ち込むことにより、日常生活における嫌なことを忘れ、生きる希望を持つことが可能となります。

もしストレスがかなり重度で心身の調子が悪い場合には、心療内科、もしくは精神科の病院に行ってみることもおすすめします。

隠れた病気が原因で起こる喉のイガイガ

慢性閉塞性肺疾患(COPD)

慢性閉塞性肺疾患(まんせいへいそくせいはいしっかん)は、「喫煙」と非常に深い関連を持っています。

この病気は、長期間に渡って粘膜が汚染物質に晒されることにより、喉の気道や肺に慢性的な炎症が発生し、不快感が生じたり呼吸がしにくくなったりする状態です。

排気ガスを長期間吸い込むことでも発症をすることがありますが、ほとんどの発症原因は喫煙の習慣とされています。

特に高齢者の場合、この病気になってしまうと加齢により元より呼吸効率が悪くなっているところに、さらに悪い因子が加わるため、自力での呼吸が難しくなったり、呼吸不全で命を落としてしまうこともあります。

COPDにならないために

慢性閉塞性肺疾患は、基本的に現在の医学では完治させることはできません。

ただし呼吸器科の専門医による指導や治療により、その症状をある程度和らげることは可能です。

予防の方法としては、喫煙をしないことが第一であり、できるだけ空気のきれいな場所に住むことも有効でしょう。

逆流性食道炎

喉のイガイガに加えて胸焼けなどの症状がある場合、それは逆流性食道炎になっている可能性があります。

逆流性食道炎とは、胃の中にある胃酸が文字通り逆流をし、食道をその酸によって傷つけてしまう症状です。

胃酸は喉にまで達することも珍しくはなく、喉の不快感以外にも、胃もたれや吐き気などを催すことがあります。

食生活に注意しよう

逆流性食道炎の治し方のうち、日常生活の中でできることは食べ過ぎないことです。

特に、脂っこい料理は食べ過ぎると胃酸の分泌を促進させ、逆流を引き起こしやすくなります。さらに香辛料などの刺激が強い食べ物も、胃酸の分泌を多くすることがあるため注意が必要です。

その他に気をつけたいこととしては、ズボンやベルトなどを着用するとき腹部を圧迫しすぎないことや、食べてすぐに横にならないことも挙げられます。

これらの行為は胃酸の逆流を促進させてしまう可能性があるからです。

もし食べた後どうしても横になって休みたいときは、仰向けになり、枕などで頭を高くした状態にするようにしましょう。

また当然ですが、内科あるいは消化器科の専門医による治療、指導を受けることにより、より確実に完治させることができます。

甲状腺疾患

甲状腺が何らかの異常をきたすことにより、喉のイガイガが発生することもあります。

甲状腺の疾患として一般的に多いのは、

  • バセドウ病
  • 橋本病

です。

バセドウ病と橋本病はどちらも甲状腺が腫れることにより喉のイガイガ感が生じるほか、疲れやすくなる、だるさを感じやすくなるなどの似たような症状を引き起こします。

ただし、バセドウ病は甲状腺の機能が過剰になった状態であり、一方で橋本病は甲状腺の機能が低下をした状態で、バセドウ病では精神的にイライラすることが多くなる反面、橋本病では精神的に落ち込みやすくなるという違いがあります。

また、甲状腺の病気には甲状腺がんも挙げられます。

甲状腺がんはがんの中では比較的珍しい部類に入り、放射線被曝をすると発症をしやすく、その症状の一つに喉のイガイガが挙げられます。

医師に相談しよう

甲状腺疾患の場合、治し方としては専門医による治療が必要となります。

バセドウ病や橋本病の場合には投薬治療が主となり、甲状腺がんの場合には甲状腺摘出手術が行われることが一般的です。

心配がある場合には、まず病院の内科に足を運び相談をしてみましょう。

咽頭がん

喉のイガイガが長期間に渡って続く場合、それは咽頭(いんとう)がんである可能性もあります。

喉のイガイガが一ヶ月以上に渡って続き、しかも飲食やつばを飲み込んだときに引っかかる感じがある場合には、この病気を疑ってみる必要があるかもしれません。

咽頭がんはがんの中ではそれ程珍しくない種類に入ると言われますが、その原因としては、喫煙や過度の飲酒の習慣、日常的に大声を出しすぎているなどが挙げられます。

さらに、もともと良性腫瘍であるポリープが悪性に変化することによって発症する場合もあり、その性質から歌手や芸能人に多く見られるがんでもあります。

禁酒禁煙を第一に、早急に病院へ

咽頭がんの治すためには、やはり専門医による治療が必要です。

がんの進行の程度により、放射線治療、化学療法、摘出手術などを組み合わせていく必要があります。

咽頭がんにならないための予防方法としては、喫煙や過度の飲酒をしないことが第一で、また常日頃から喉をいたわった生活をすることです。

ただしこうした予防法はあくまでも「罹患する確率を下げる」ものであり、「これをすれば絶対に大丈夫」というわけではないことを認識しておく必要があります。

もし心配な場合には内科、もしくは咽喉科に行き相談をしてみると良いでしょう。

脳梗塞の前兆・後遺症

あるとき何の前触れもなく喉のイガイガが起こった場合、それは脳梗塞の前兆である可能性も否定できません。

人間がものを食べたり飲んだり、声を出したりするためには、脳からの命令が発せられ、それに従って筋肉を動かしていく必要があります。

しかし、この脳の一部が機能不全に陥ってしまうと、脳の命令によって筋肉を動かすことができなくなり、結果として喉にイガイガなどの不快感が生じるようになるのです。

そしてしばらくすると、食事や声を出して会話をすることが困難になり、やがて全身の麻痺が発生するようになります。

また、脳梗塞が治った後の後遺症としても、同じような喉の不快感が生じる場合があります。

一分一秒でも早い治療が必要、すぐに病院へ

脳梗塞の前兆、もしくは後遺症としての喉にイガイガに関しては、やはり専門医による処置や指導が必要となります。

もし脳梗塞の前兆が疑われる場合には、ただちに周囲に助けを求め、救急車を呼んでもらうなどして対処をしてください。

また、近くにこのような状態の人がいる場合も、ただちに救急車を呼ばねばなりません。

後遺症としての症状に関しては、地道にリハビリをしていくことが必要となります。

まとめ

このように喉がイガイガする原因には、さまざまなことが考えられます。

この記事が、あなたの喉を快適にする参考になれば幸いです。

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